工藤）

初めまして。23年前に中野駅北口徒歩13分早稲田通り沿い落合方面にバー「Sincerely（シンシアリー）」をオープンしました。うちはいわゆる正統派のバーです。店外にディスプレイしているのもあり、カクテルが人気でオリジナルカクテルやお客様との会話の中で作ったりもできます。あとはラム酒が100種類くらいあるのも特徴です。場所柄フードにも力を入れており、自家製で作るピザやパスタなどがおすすめの食べれるバーです。30名程のキャパで、カウンター席で1人やデートで来るお客様や、テーブル席にご家族や仲間と来るお客様がいらっしゃいます。
 濱野さんとは、中野駅の近辺の飲み屋でお会いしてから、自分のお店にも来て頂いて10年以上のお付き合いですね。

工藤）

実家が下落合ということもありこの辺りの物件も探していた時、ここはもともと大家さんの駐車場だったのですが、駅から少し離れていて半地下というところが隠れ家的だし、打放しコンクリートが味があり面白いなと思いました。知り合いのデザイナーに相談しても魅力に感じていたので決めました。

素材をそのまま活かしたかったので、打放しの無機質さと木調のシックな空間に仕上げました。
 23年前だと中野駅近辺でも2,3店舗ほどしかバーがなく、当初は「中野駅から少し離れたところにおしゃれなバーができた」と噂になり、駅前で飲んだ後に寄るという感じで、オープンから多くのお客様にご来店頂き、実は集客であまり困らなかったんです。笑



工藤）

20代前半の時は普通に就職して昼の仕事をしていたのですが、その時から将来的にはお酒に関わる仕事がしたく、昼はサラリーマンしつつ夜は歌舞伎町のバーで修行していました。朝から夜中まで休みなしで働いて31歳で資金も貯まったのでお店を出そうと決意しました。




工藤）

よく言われます。今は第一月曜休みにしていますが、昔は年中無休で働いていて270日連勤したことがあります。笑

ある時、一日休もうと思い、Facebookに上げたら「工藤さんが休みだ」と話題になったくらいですよ。笑




工藤）

飲食店目線で言うと、お店同士でライバルというよりお互い紹介し合う仲間意識のような部分が魅力ですね。お店が他店をおすすめすることは他の街だとあまりなく、それが誰かが仕掛けたものではなく自然にどこのお店もやっているところが不思議だし、そのような人の関係性が魅力ですね。

あとは交通が便利だから地元の人も長く住み、一方で新しく来る人も多い。そのバランスがいいんですね。







工藤）

半分下町です。下町感が強くもなく、人情味溢れる街です。




工藤）

「聖・Say」という中野北口ワールド会館にあるバーですが、俳優の聖志郎さんがオーナーで、スナックテイストで、焼酎・ウイスキーをボトルキープしているお客様が多く、飲みながらカラオケができるバーです。お客様の関係性・バランスが良いお店です。 

 

「BAR 23（ツースリー）」と言う中野北口にあるバーで、うちの元バーテンダーが独立したお店です。おしゃれでシックなバーで、カクテルが充実し女性ウケする繊細なカクテルがおすすめです。 

「LIBERTAS（リベルタス）」と言う中野北口昭和新道にあるバーで、こちらもうちのバーテンダーが独立したバーです。料理が美味しく、マスターが元自衛隊でノリがよく、楽しい空間が魅力のお店です。




「BAR 23」と「LIBERTAS（リベルタス）」、両方うち出身なのにオーナーの人柄によってこんなに雰囲気が違うお店ができるんだと非常に面白く見守っています。





工藤）

ありがとうございます。

次回も宜しくお願いします。