ペモリ）
初めまして。前回「永井 ちとせ」さんからご紹介頂いた「飯塚 晃」さん、本日は宜しくお願いします。
飯塚さんは去年125周年になった中野駅の駅長をされているすごい愉快な方だと伺いました。

飯塚）
宜しくお願いします。
はい、第52代目として2013年12月から中野の駅長に就任いたしました。
今までは東海道線で車掌を14年ほど行い、その後、本社,東京エリア,八王子エリアの管理部間を歴任し、一昨年12月から中野の駅長を務めさせて頂いています。
趣味としては昔からゴルフ（平均スコアは90前後です）や、最近老化防止の為に編み物をやっております。
スマホのケースも作って見ました。笑
中野駅長として、普段の業務はもちろんですが、緊急の時の対応を中心に働いています。
また、問題を発見し改善していくことも多いですね。お客様に「ここ変わったね」と気づいて頂けた時は非常に嬉しいです。
私個人的には朝からホームに出て電車をお出迎えしてお見送りすることが一番重要ですし、何より好きです。昔ながらのポッポ屋魂ですね。

ペモリ）
殴られてもその人も怪我しないよう対応するというのはすごいですね。
何故、電車関係のお仕事に就きたいと思ったのですか？

飯塚）
私は藤沢育ちで子供の頃から湘南電車のオレンジと緑の車体や1番後ろにいる車掌さんがかっこいいと思い、高校の時から国鉄でアルバイトしていたことがきっかけです。でもやはり駅長の白服が1番格好がよく駅長になった時は本当に嬉しかったのを覚えています。実は駅長の制服はダブルのスーツでも車掌さんはボタンが4つに対して、駅長だけ6つボタンなんです。帽子も役職の人だけ横が赤色で金のラインが1本入っています。その中でも駅長だけ金のラインが2本入るんです。どの駅でもそうですので、是非探してみてください。笑

ペモリ）
そんな駅長さんですが、中野には駅長になる以前から馴染みがあったのですか？また、中野の好きなところを教えてください。

飯塚）
いえ、中野は駅長になる前はあまり馴染みがなかったです。駅長になってからですね。
中野は南から北まで場所場所で違う顔があるのが好きです。
下町な感じ、山手チックな感じ、マニアックな感じ、昔ながらの情緒的な感じとか。住宅街にポツッと小さな飲食店があってそこの料理がすごい美味しいみたいなことが多くて面白いですね。
また人が繋がっている感じがありますね。何かあったら情報が流れてきたり、何かしようとしたらどこからともなく人が集まってくるんです。
これから中野駅前の開発もあり、変わっていくことを中野の人たちは自分の欲とかではなくみんなが全体最適を考えて行動していたりするところが不思議で魅力的ですね。どう変わるかを街の人たちが「中野」自体に期待している感じがします。

ペモリ）
中野を一言でいうと何ですか？

飯塚）
前回ゲスト永井さんも言ってましたが、「ごちゃまぜ感」ですかね。雑多という意味ではなく味のあるごちゃまぜ。
去年参加させて頂きましたが「ちゃんぷるフェスタ」があるくらいですからね。笑

ペモリ）
そんな飯塚さんのオススメの場所・お店を教えてください。

飯塚）
「花は咲く」という讃岐うどんのお店で、もちろんうどんやだしも美味しいんだけどマスター、ママさんのおもてなしがすごい良く、温かくてもう一度来たいと思わせるお店です。一時期はほぼ毎日、今でも週3くらいは行ってますかね。タイカレーうどんのように様々なメニューがあるのも魅力的ですが、一つひとつの食材に対するこだわり、お客様への配慮などが抜群で、ここまでのサービスはなかなか難しいですよ。

「裏から見るサンプラザ」ですね。中野では有名なサンプラザですが裏から見るのにハマっています。年輪を感じて自分も頑張らなきゃと思わせてくれるんです。昔、松田聖子の親衛隊をしていて一度サンプラザに来たことがあったのですが、その時から今まで建っていると考えるとすごいなと。それが裏からみると年輪を感じることができるんです。汚いという意味ではなくですよ。笑

他も、哲学堂手前の川沿いや緑道通りなど自然もあるところが中野って面白いですよね。

ペモリ）
中野駅 を命がけで守るシビアな駅長さんですが、普段はお話が好きで気さくで、サービス精神満点の方でした。
ありがとうございました！次回もお楽しみに！

飯塚）
ありがとうございました。