ペモリ）
初めまして。前回の「いでい 良輔」さんからご紹介頂きました中野区長の「田中 大輔」さん、本日は宜しくお願いします。 とにかく真面目な方だと伺いましたがどのようなきっかけで区長としてご活動されているのですか？

田中）
初めまして。宜しくお願いします。もともとは中野の区の職員でした。学生時代に中野に住んでいて、その後区職員になり、そこから中野区 職員として 仕事をする中で、本格的に区を改革するなら区長として活動するのが一番だと感じ、区長になろうと思いました。

ペモリ）
中野ってどのような街なのですか？

田中）
中野は私も学生の頃に住むようになりましたが、都内の大学にアクセスも良く小さなアパートが 多いので若い人が引っ越して住むことが多く、ブロードウェイやアニメもそうですが若い人の文化が根付いている街だと思います。なので色んなところで中野に住んだことがあるという方と出会いますよね。またその中で住みつく 人がクリエイティブな人やお笑い芸人さんなど面白い人や変わった人など色んな人がいますよね。

ペモリ）
これから中野をどのようにしていきたいですか。

田中）
今後はまず中野を元気な街にしたいです。「元気」というのはイベントなどで人がたくさん来たり、産業が発展したりという面もそうですが、住んでいる人が生きがいを持って元気でいられること！ 今後少子高齢化社会になりますが、もし誰かの支えが必要になったとしても、ちょっとした地域の人の支えあいの中で生きていける、そういうことも含めて中野を元気にしたいし、中野に来る若い人も元気で活動的になってもらえるような街にしたいですね。人間が元気でなければ社会が持続できない。中野が元気になることで、東京も、日本も元気になる。中野は日本を引っ張っていけるくらいの潜在能力がある地域だと思っています。

ペモリ）
企業や大学の誘致は計画的に行ったのですか？

田中）
まちを元気にするには企業が必要なので、オフィスビルをつくりました。また、若い人がたくさん来る、研究などを通じて地域にも貢献してくれるということで、大学にも来てもらいました。この区役所周辺の地域、いわゆる囲町地区は今、中野において重要な場所ですね。囲町というのは、もともと江戸時代に５代目将軍、犬公方こと「徳川綱吉」が生類憐れみの令を出した時にこのあたりに江戸の野良犬を集める 収容所として囲を作ったことが語源なのですが・・・

ペモリ）カメラマン）
へぇーーーーー

田中）
そうなんですよ。最盛期は数十万頭がいました。ちなみにその後、8代目将軍「徳川吉宗」がその近辺、今でいう中野駅南口辺りに桃の木を植えて桃園にした名残で囲桃園という町会があるんですよ。その後、陸軍の施設になり、陸軍中野学校、中野警察学校と変わっていきました。常に中野ではその時代に即した重要な場所なんですよ。その囲町に大学や企業が入ることによって更に中野が元気になれば良いなと思っています。

ペモリ）
中野の好きなところはどこです？

田中）
中野らしい文化、というのはブロードウェイがあり、安いけど美味しい飲み屋があったりする部分に、学生など若い人がドンドン入ってくるし、昔から住んでる人がそれを受け入れるという開放的な気取っていない文化が良いですね。

ペモリ）
中野を一言で言うと？

田中）
住んで良かった街ですね。東京ウォーカーの「住んで良かった街ランキング」では1位だったりするくらいですからね。ただ これ以外も「住みたい街」「遊びたい街」「働きたい街」など全部1位を目指したいですね。

ペモリ）
中野で好きなお店や場所を教えてください。

田中）
店は立場上言えませんが、安くておいしい個性的な飲み屋がたくさんありますよね。場所で言うと

「哲学堂公園」 ですね。哲学堂って東洋大学を作った哲学者井上円了さんが哲学を学ぶ道場として作った公園なんです。哲学にちなんだ建物や施設、小道まで全て哲学にちなんだ名前で哲学が勉強できる施設でもあるんです。今後そういうことがわかりやすいように整備もしていきます。他にもスポー ツ施設があったり、自然に囲まれた環境は花の名所として親しまれたり、散歩するにも非常に良いですよね。

ペモリ）
ありがとうございました。非常に取材なども親切丁寧にご説明頂いたり、たまに見られる笑顔が非常にさわやかな魅力的な方でした。次のゲストは「中野の子供の為に頑張っている方だそうです」お楽しみに！

田中）
ありがとうございました。 次の方も宜しくお願いします。